旧石器時代をわかりやすい説明で解説
旧石器時代
旧石器時代は、今からおよそ1万年前の時代です。当時の生活は、石を削った石器と呼ばれるものを使っただけのとてもシンプルな時代でした。
旧石器時代の内容
この時代は、相沢忠洋が群馬県の岩宿遺跡で関東ローム層を発見しました。
この旧石器時代のことを更新中の時代という意味で、更新世と呼びます。
この時代は、ナイフ型石器や尖頭器などの石を打って製造した打製石器で、マンモスを狩っていました。
また、旧石器時代の終わりには細石器という小形の石器が出てきました。
旧石器時代の流れを掴みやすくなるポイント
この時代は、簡単な石を自分の使いやすいように削って、動物を狩っていました。
しかし、それだけでは食料を補うことは難しかったのです。
それに気がついた旧石器時代の人々は、木の実や魚に目をつけました。
この木の実や魚を利用し始めた時代が旧石器時代の次に縄文時代となっていくのです。
代表的な遺跡
日本の旧石器時代が初めて見つかった場所。
相沢忠洋が 関東ローム層の時代に人は住めないという常識を覆した。
・砂川遺跡・・・埼玉県所沢市にある遺跡。
旧石器人が常に石器を持って移動して、他の地域の人と交流しているこ
とが明らかになった重要な遺跡。
・野尻湖・・・長野県にある湖。
旧石器人が狩猟で捕獲していたナウマンゾウの化石が見つかった場所。
中学受験の問題でよく出題される。
覚え方
愛が急接近!旧石器時代と覚えよう!
まだ旧石器で更新中の時代だから→更新世
旧石器時代まとめ
・石を打って製造しただけのシンプルな打製石器を使っていた
・木の実や魚に目をつけたことが旧石器時代の次である縄文時代の始まり